ジメジメとした梅雨の季節。多くの人が「髪が広がる」「クセが強くなる」「スタイリングが決まらない」といった悩みを抱えています。そんな時期だからこそ、「予防ケア」を日常に取り入れることが大切です。
本記事では、梅雨時期ならではの髪トラブルと原因、そして今日からできる予防策やケア商品まで詳しくご紹介します。
【1】梅雨時期はどんな季節？
梅雨は、気温だけでなく「湿度」が跳ね上がる季節。ジメジメした高湿度で、空気中の水分が髪に吸収されやすくなります。その結果、髪の中の水分バランスが乱れ、くせ毛やうねり、パサつきや広がりといった不安定な状態が引き起こされます。
【2】梅雨時期に起きがちな髪の悩み・トラブル
- パサつき・ダメージ
湿度変化による髪の水分バランスが途切れると、内部の水分とタンパク質が流出し、パサつきや枝毛の原因に 。 - うねり・髪の広がり
湿気により髪の「水素結合」が崩れることで、クセやうねりが強調 - 根元のボリュームダウン
湿気で髪が重くなり、ペタンと潰れることが多く、トップや前髪がふんわりしない - 頭皮のムレ・におい
生乾きや湿度が高い環境では雑菌が繁殖しやすく、頭皮の不快感やかゆみが起こりやすい 。
【3】梅雨のどんなところがトラブルの原因？
- 髪の水分バランス乱れ：湿度により水分が髪に吸収され、不均一に膨張してクセや広がりが生じる
- キューティクルの損傷：濡れたまま放置するとキューティクルが開いたまま乾くため、さらに水分を吸収しやすくなり、髪が傷みやすくなる
- 頭皮の蒸れと雑菌繁殖：生乾き状態では雑菌やニオイ、かゆみを誘発
【4】髪の悩みやトラブルを起こさないための予防策
◯ 毎日のドライヤーと乾かし方
- 地肌からしっかり乾かす：根元を重点的に乾かすことでクセの抑制に直結 。
- 根元を立ち上げながらドライ：根元がふんわり立ってくれるよう、逆立てながら乾かすとボリュームアップ
- 冷風で締める：最後の仕上げに冷風を使うと、キューティクルが引き締まりツヤもアップ
◯ 髪内部ケア（インバストリートメント）
- 週1回の集中ケア：洗い流すタイプのトリートメントで髪の内部まで水分と栄養を補給 。
- ホットタオルで蒸しケア：ラップやタオルで包んで温めると浸透率アップ 。
◯ アウトバストリートメントでコーティング
- オイル・セラムで保護膜を形成：髪表面に油分の層を作り、水分の侵入を防ぐ 。
- 軽いスタイリング剤を併用：パサつきや湿気に強くなるスタイリング剤が有効 。
◯ シャンプー＆頭皮ケアの見直し
- 保湿成分シャンプー使用：セラミドやケラチン配合で湿気の影響を抑える 。
- 頭皮も保湿：シャンプー後、頭皮用化粧水で保湿してリフトケア。
◯ 生活環境の調整
- 室内の湿度を管理：除湿器で60％前後に調整すると、湿気による髪トラブルを抑えやすくなる。
【5】日々のお手入れでできること
- ブラッシング習慣：濡れた髪をデリケートに整え、トリートメントを髪全体に行き渡らせる 。
- 夜のケア3ヵ条
① 早めに乾かす
② ブラッシングして整える
③ ゆるくまとめて就寝し、摩擦を防ぐ 。 - 朝の仕上げ：冷風ブローとアウトバス＋スタイリング剤で湿気に強いヘアセット。
【6】おすすめのケア商品
- ドライヤー：「復元ドライヤー」などの低温×マイナスイオン搭載タイプで熱ダメージを軽減
- ヘアアイロン：低温設計のアイロン（140℃前後）で優しくクセを伸ばし、オイル併用がおすすめ
- トリートメント製品：
- ケラスターゼ DP オレオリラックスシリーズで水分補給＆うねり抑制
- ルベル HITAシリーズで髪に潤いと柔らかさをプラス - アウトバストリートメント：「海藻ヘアエッセンス」などの湿気対策用製品が好適
- 除湿器：室内湿度を下げて、髪だけでなく生活環境全体の快適さをキープ
まとめ
- 湿度によるダメージの原因を理解し、日々のケアで髪の水分バランスを整える。
- インバストリートメントとアウトバス製品を組み合わせ、根元〜毛先まで潤いと保護を行う。
- 正しいドライヤー使用法（地肌～冷風仕上げ）でクセと広がりを抑制。
- シャンプーや乾かし方、室内環境の改善で根本からケア。
- おすすめアイテムを取り入れながら、毎日の習慣として継続することが鍵。
梅雨特有の「髪の暴れ」を防ぐためには、今からの予防と日々のケアが重要。お風呂から出たらすぐに乾かして、トリートメントやアウトバスで保護し、日中までまとまりのある髪を維持しましょう。習慣化すれば、梅雨でも美髪キープは可能です。
美しい梅雨時期の髪を目指して、今日から少しずつケアを始めていきましょう！
